ダンス・パタン・ランゲージ ちくはアニュアル展
日時 : 2006年2月3日金 -2月27日月 10:00-20:00
場所 : 山口情報芸術センター スタジオB (入場は19:30まで)入場無料
主催 : 山口市文化芸術による創造のまち推進委員会、
文化庁、山口県、山口市、財団法人山口市文化振興財団
助成 :エネルギア文化・スポーツ財団
企画制作 : 山口情報芸術センター
山口県文化振興財団助成事業
「おいでませ ちくは」ワークショップ
日時 : 2006年2月12日日 13:00-16:00
会場 :山口情報芸術センター スタジオB
対 象 :一般15名 [材料費実費] ¥300
講 師 : ちくは
ダンス・パタン・ランゲージ パフォーマンス
日時 : 2006年2月25日(土)・26日(日)
13:00-13:30 / 16:30-17:00
場所 : 山口情報芸術センター スタジオB 入場無料
主催 : ちくは
助成 : 財団法人山口県文化振興財団
協力 : 山口情報芸術センター
「ちくは」は2006年2月3日(金)から2月27日(月)まで、山口情報芸術センタースタジオBにて、建築とダンスを融合させた新作ダンスパフォーマンス及び展覧会を開催します。
『建築と身体との関わり』をテーマに、建築における記述言語「パタン・ランゲージ」を応用し、ダンサーたちの手でパフォーマンスの舞台となる家を建て、インスタレーションとして展示。今回のパフォーマンスは、お客様をインスタレーション会場へご招待します。
山口県下にある、歴史的価値の高い建築物を拝観し、家屋の主人の思惑や、快適な生活のための工夫、また構造の美しさが顕著に見て取れます。それらを、日常の視点からだけでなく、専門的な歴史工学的見地から分析し、言葉に変換し、さらには身体の動きへ応用していきます。『建築が人の環境形成にどのような影響を与えているか』を問題として提示し、身体の動きを外側から限定することで自然と生まれる動きを、新しいパフォーマンス作品として制作しました。
パタン・ランゲージとは
クリストファー・アレグザンダー(1936-)による環境生成のためののツール(※) として有名なものです。これは、人間の生活環境に繰り返し現れるすぐれた類型(パタン)を、言語(ランゲージ)のように扱うことで、実際の建設活動に達しようとするデザイン論です。集録された253のパタンは、大規模な都市計画単位から私的な小物といった小さな単位に至るまでいくつかの階層に別れ、それらは特定のパタンと互いに緊密にリンクしているのが特徴です。この記述言語を用いれば、詩を作るように誰もが家をつくれるという画期的な方法論です。
今回の展示およびパフォーマンスでは、このパタン・ランゲージを個々のダンサーの動きや「ちくはのお家」の組み立てに応用しています。
※実用書『パタン・ランゲージ』(PL、1977)、理論書『時を超えた建設の道』(TW、1979)鹿島出版会より邦訳