ジョイロトニックの機械を使ったエクササイズを受けに、京都の川井美奈さんのスタジオへ行ってきました。こちらは、「中世の拷問器具のような…」という前情報を全く裏切らない、ごつい機械でした。ワークは臼のようなハンドルを回すというもので、平泳ぎのような動かし方です。ハンドルは全く抵抗なく動くもので、それ故に筋肉の動かす順番や呼吸のタイミングがうまく行かないと、スムーズにまわすことができません。骨、間接、筋との連結のバランスが機械を使うことで次第にとれていくそうです。実際誰にも動きの癖があり、私などは、足を組んで座る癖のせいか、右背筋が極端に無いようです。このような筋行くのばらつきや、背骨の間借り癖など、機械を使うことで均等にならしていくのが目的です。川井さんも話していましたが、機械がすごいので、何も言わなくてもどんどん悪い所が直るそうです。ただ少し疑問なのは、機械がないとトレーニングできないという問題があります。この機械かなり高額で、またデカいため、家にはとても置けないし、かといって代用できるような代物ではないので、フィットネスで気軽にできるぐらい知名度が上がってほしいものです。
「ちくは」以前アレクサンダーテクニックの合宿をしましたが、アレクサンダーは一度立ち止まり、身体の関節を意識の上で細分割していく解剖学的な視点だったのに対し、ジョイロトニックは運動が基本で、筋肉のバランスをとることで筋や骨を直すことから、この二つのテクニックは基本姿勢が全く違います。ですから、アレクサンダーは必要最低限の筋肉にとどめ精密な意識でコントロールを求められますが、ジョイロトニック筋肉きたえ、筋を延ばす結構マッチョな姿勢です。
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文 : 大脇理智